仕事で一喜一憂する看護師のやりがい

看護師の仕事のやりがいは、患者の命を守る行動をして、患者がよりよい人生を歩めるようにサポートできる点です。医療現場では1つの失敗が患者の生命の危機に直結します。例えば、投与する薬を少し間違えるだけで大問題になることはもちろん、量のコントロールもしなければいけません。このようなヒューマンエラーが発生しないように各現場で慎重に管理されていますが、失敗は許されないという覚悟で勤務する必要があります。

患者の病状がよくなって退院するときは、ホッとした気持ちになって喜びが込み上げてくるだけではなく、家族からも感謝されます。当たり前のことをミスなく遂行しなければならない世界ですが、心を穏やかにしてくれる感謝の言葉をもらうことは看護師冥利に尽きるでしょう。ときには、急に病状が悪くなって亡くなってしまう患者もいます。特に新人の看護師にとってはショッキングな出来事かもしれませんが、人が亡くなることは絶対に避けられない道なので、人の死を間近に見て何を感じるかが大切です。動揺するのではなく、遺族の方のメンタルケアに力を入れなくてはなりません。医療現場においては様々なことが発生するので、臨機応変に対応する能力が身につくのも大きなやりがいとなります。

看護師としてのキャリアを積んでいくと、リーダーとしての仕事も発生するでしょう。患者と寄り添いながら、部下のシフトを管理する必要があります。一般企業でもいえることではありますが、仕事内容は勤続年数によって異なってくるのです。