理学療法士が感じるやりがいとは

理学療法士の仕事は患者のリハビリをサポートすることで、身体機能の回復を目指していきます。リハビリは厳しい道になることが多く、患者も辛くくじけてしまうこともあるのが実情です。そのような場合にも、理学療法士は根気強く支えていかなければなりません。単に回復のためのプログラムや指導をするだけでなく、メンタル面でのケアも行っていかなければならないので、思い悩むことも出てくるでしょう。しかし、その分やりがいを感じられる場面も多々あります。

例えば、理学療法士の仕事でやりがいを感じられる一番の場面として、やはりリハビリによって患者の身体機能が回復する過程に立ち会えることでしょう。仕事中は、根気強く地道な努力を重ねていく必要があります。しかし、患者が立ったり、座ったり、歩いたりする日常生活に欠かせない基本動作をこなしていく姿は、仕事をしていくうえで最も喜びを感じられるものです。また、患者が前向きにリハビリに取り組んでいく姿そのものも、理学療法士にとって大きな励みとなるでしょう。

ひたむきにリハビリに打ち込む姿や、日々少しずつ回復してリハビリを卒業する姿は、理学療法士に達成感を与えてくれます。時として感謝の言葉をかけられることもあり、そのようなときは特にこの仕事をしていて良かったと感じられるでしょう。理学療法士の仕事は患者の心身双方と向き合っていかなければならない大変な仕事ですが、その分患者の回復に携われる非常にやりがいのある仕事なのです。